NPO法人の広報サポート担当の白石です。
広報に関する記事はこちらをご覧ください。
- 広報とは何か。
- 伝えたいメッセージを整理しよう。
- デジタルメディアを性格別に使いわけよう。
- NPO法人とニュースリリース
- ニュースリリースの書き方(1)
- ニュースリリースの書き方(2)
- プレスリリース配信サービスを使ってみよう
ニュースリリースの書き方(1)に引き続き、ニュースリリースの書き方についてです。
目次
ニュースリリースのレイアウトを理解する
ニュースリリースは、定形が決まっています。
この「型」を覚えてしまえば、ぐんと書きやすくなります。
本ページの最下部にレイアウト例を掲載していますのでご参照ください。
①ヘッダー
ここは、どこからどんなニュースが来たのかを示す情報が来ます。
ヘッダーは毎回同じものを使用しますので、ロゴやデザインなどを考えましょう。
ただ、あくまでも定型が決まっていますので凝ったものにする必要はありません。
②見出し
中央にデザインし、タイトルですので文字の大きさも少し大きくしたり、目を引くものにします。
最近は配信サイトを利用しての配信も多いので、Eメール配信のみの場合などはあまり関係ない場合もあります。
ただ、FAX配信は未だに多様されていますし、デザインのバランスという意味でも見出しは目立つほうが良いと思われます。
- 誰が
- 何を
- いつから
基本的にこの3つの情報を入れ込みましょう。簡潔さとインパクトがポイントです。
※ここに注意!※
伝えたい内容に、熱意がこもるあまり、「誇大表現」や「客観性の欠如」したタイトルはつけないようにしましょう。記者は、毎日膨大な量のニュースに目を通しますが、一番嫌うのがこれらの情報です。このようなタイトルは、目にしただけで、その先は読んでもらえなくなります。「記者目線」が大切と前述しましたが、ここでも、その視点を持ちましょう。第3者的な冷静さは、広報活動にとっては欠かせないマインドです。
③本文 「起・承・転・結」を意識しましょう!
【第一段落:リード】
まず最初のパラグラフ(段落)で、最も言いたいことを簡潔に書きます。記者は、だいたいタイトルとこの第一パラグラフを見て
ニュースとして扱うかを決定します。ニュースとして伝えたい事実だけを、一番に書いてください。
【第二段落:ニュースの詳しい内容】
第一段落の内容を受け、もう少し詳しい内容をここに書きます。
- サービス開発の経緯
- どのような特徴があるのか
- どのくらいの利用者を見込んでいるのか。
- サービス対象者のニーズ 等
伝えたい内容について掘り下げた情報についてまとめます。主観は除きつつも、明快かつ魅力的に書きましょう。
【第三段落:サービス概要】
ニュースリリースのテーマが、サービスだった場合は、ここにサービス概要などを、簡潔にまとめます。イベントのお知らせの場合はイベント概要などが来ます。記者が「このニュースを扱おう」と決めた場合、この情報を使いますので、「正確な」情報を記しましょう。
【第四段落:結論】
通常は、今回のニュースを受け、今後どのような展開をしていくのか。法人として、今後もこのようなサービスを展開していきます。といった結びの表現を用います。
問い合わせ先
メディア向けの問い合わせ先を表記します。一般からの問い合わせ先が必要な場合は分けて表記しましょう。
ポイント
- 各段落に、小見出しをつけると、どんなことが書いてあるのかが分かりやすくてオススメです。
- その段落の内容を一言で表現するような1文をつけます。(レイアウト例の、③本文パートで■*****となっている一文をご覧ください。
- 基本的に、全ての内容は1枚にまとめましょう。多くても2枚にします。追加情報は参考資料として1枚目のあとにつけましょう。
ニュースリリースのレイアウト例
各パートのレイアウト例をまとめてみました。
(実際には線は入りません)
①ヘッダー ***年**月**日 報道関係者各位 NPO法人****** |
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②見出し 高齢者✕ITの実現を目指すNPO法人*** クラウドを利用した高齢者向け新サービス**** 20**年**月**日より提供開始 |
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③本文 【リード】■高齢者がIT利用しやすい環境作り 【内容】■日本初の、過疎地におけるIT導入事例・・・ 【概要】サービス概要 【結論】■今後の事業展開 ・問い合わせ先 |
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④サービス概要図など(あれば) NPO法人**では、今後もITを活用した高齢者向けサービスの展開に取り組 |
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⑤問い合わせ先 ※2ページ以降、 |
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